
- Q1.
- 他メーカーの類似品と何が異なるのか?
- A1.
- 他社様でも酸化還元電位(ORP)を利用した測定器を実用化されていますが、いずれもサンプルのpH(ペーハー)や溶存酸素の影響を受けるため、測定できる水質が限定されます。弊社の商品では、妨害成分の影響を専用試薬で取り除いて測定しますので、水質を選ばず、精度の高い測定が行えます。
- Q2.
- 他メーカーの類似品を使っているが、専用試薬と併用すれば、測定精度は向上するのか?
- A2.
- THD-100専用の試薬ですので、他社様の測定器では利用できません。
水素濃度に換算するための基準電位が異なるため、測定精度は改善できません。
誤差が増える可能性があります。
- Q3.
- 不純物の多いサンプルや、水以外の特殊なサンプルは測れないか?
- A3.
- 飲用の水素水、アルカリイオン水など、不純物をほとんど含まないサンプルが対象になります。
不純物で試薬の機能が低下したり、酸化還元電位に影響を与える可能性があるため、不純物を多量に含むサンプルには利用できません。
- Q4.
- 特許はあるのか?
- A4.
- 九州大学と共同で出願しています。
- Q5.
- 乾電池で動くようだが、電池の寿命は?
- A5.
- アルカリ電池をご使用の場合、測定を行った時間が約20時間を経過すると、電池寿命のメッセージが表示されます。
なお、電源を入れた状態で10分放置すると、自動的に電源をOFFする省エネ機能を搭載しています。
- Q6.
- 100V電源では使えないか?
- A6.
- ご利用いただけません。
- Q7.
- 消耗品は何があるか?
- A7.
- 水素濃度測定用補助剤(RDH-20)、研磨シート、電極、液量計、電池 が消耗品です。
電池以外はいずれも消耗品のご注文を承ります。
※電池は市販の9V電池(006P型)を購入ください。
- Q8.
- 電極の寿命は?
- A8.
- ご使用頻度・取扱いの条件によって変化します。
電極面にヒビ等の微小な欠損が発生すると測定結果が不安定になります。
このような場合には電極の交換が必要になります。
- Q9.
- 校正は不要か?
- A9.
- 校正作業は必要ありません。
電極面の状態が正常であれば、電極固有の特性は変化しないため、校正は不要です。
なお、電極面は酸化被膜が形成されたり、不純物の付着すると誤差を与えますので、測定を開始する前に付属の研磨シートで磨いて使用します。
- Q10.
- メーカとして測定精度(確度)をどのように保証しているのか?
- A10.
- 電極は全数、社内検定を行なっています。個々の電極には、ご使用時にセットいただく電極番号を表示しており、本体を電極特性に合せてご使用いただきます。
なお、社内検定ではポーラログラフ電極式溶存水素濃度計を基準器としています。
- Q11.
- 濃度によって測定時間が変動するが?
- A11.
- ±1mV レベルで安定電位を見極めているため、所定の測定時間が必要になります。
高濃度になる程、電位が安定するまでの時間は短くなります。
参考) 0.2ppm 7~8分/0.5ppm 4~5分/1ppm以上 2~3分
- Q12.
- 測定範囲は?
- A12.
- 下限濃度 0.1ppm / 上限 1.6ppm(水素の飽和濃度)です。
なお、測定結果の表示範囲は0.1~2.0ppmまでです。1.6ppm以上は計算値として表示します。
- Q13.
- 試薬セットの品揃えはないか?
- A13.
- 20回分のみの商品となります。試薬が足りない場合はまとめてご購入ください。
- Q14.
- 試薬の保管方法は?
- A14.
- 冷蔵庫の冷蔵室で保管いただきます。
室温での保管や冷凍保管すると、試薬の機能が低下することがあります。
- Q15.
- 試薬を持ち運ぶ場合はどうすれば良いか?
- A15.
- 市販の保冷バッグを利用し、保冷剤とともに試薬を収納してください。
- Q16.
- 試薬は安全と書かれているが、何が含まれているのか?
- A16.
- 酵素(タンパク質)、ブドウ糖、リン酸塩から構成されます。
pHは中性で、管理の必要な有害成分は含んでおりませんので、安心してご利用いただけます。